「外国人留学生と行政書士の繁忙期」

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行政書士法人アベニール新橋オフィスの杉本です。

今回のブログのタイトルは「外国人留学生と行政書士の繁忙期」です。

日本に留学する外国人は2020年5月時点で約28万人です。この方たちは日本語学校や専門学校、短大、大学で日々勉強をさせています。この方たちは在留資格「留学」にて日本で生活をさせていますが、学校卒業後、引き続き日本で正社員として働きたい場合は在留資格を「留学」から別の在留資格に変える必要があります。

日本で正社員として働く場合「技術・人文知識・国際業務」か「特定技能」で在留する方法

がありますが、今回は「技術・人文知識・国際業務」について少しお話ししたいと思います。この在留資格はとても名称が長いため、行政書士や入管職員は略して「技人国」と呼ぶ事が多いです。

それぞれ

技術」はプログラマー・SEやCADによる設計業務

人文知識」は簿記の知識を生かした業務や管理業務(総務)や社員教育業務

国際業務」は通訳・翻訳や海外との交渉・連携業務

など、就ける仕事内容が決まっています。

留学生は就職先から内定が出た後、各地方の入国管理局に「留学」から「技術・人文知識・国際業務」への変更申請を行う事になります。

当然、変更を認めるか否かの「審査」が行われますが、留学生本人が申請の全てを準備する事は難しく、また外国人雇用に慣れていない企業さんにとっても難しい手続きとなります。

そのため弊社を含め「在留資格申請」を専門とする行政書士事務所は例年、年末から年始にかけ内定が出た留学生やこれから外国人を雇用予定の会社さんからご相談を受けています。

行政書士は他の士業(税理士さんなど)に比べて繁忙期が決まっていない事が多いのですが、「在留資格の申請(特に雇用に関係する申請)を担当する行政書士」は年末から年始が繁忙期となります。

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