行政書士法人アベニールの杉本です。
今回のブログのタイトルは「宅建業免許と営業保証金について」です。
不動産事業を新しく始める場合、誰でもすぐに始まられるわけではなく、「宅建業免許」
を申請し、役所の審査を受け「宅建士の配置」や「事務所の独立性」など要件を満たしているか否かを厳しく見られます。
また「宅建業免許」の特殊性として、取り扱う金額やその社会的な影響の大きさを加味し、
「営業保証金1000万円」を供託する必要があります。
この保証金については供託ですので、今後使用することができないお金となり、事業をこれから始める会社さんにとっても大変な金銭的負担となると言えます。
そこでこの「営業保証金1000万円」に代わり、宅建業免許においては
「公益社団法人宅地建物取引業協会(ハトマーク)」か「公益社団法人全日本不動産協会(ウサギマーク)」のどちらかに入会し、会員となることで、営業保証金1000万円に代わる扱いとなっています。CMでたまに放送もされている団体で、おおよそ入会に係る費用として100万～120万程度です(入会するタイミングや条件による)
一般的にハトマークの方が全国的な協会で会員数・会員向け情報が多く、
ウサギマークの方が費用面では少し安いという特徴があります。
この教会加入手続きについては役所に提出する免許申請と同時並行で行い、免許交付が決定したタイミングで入会金を支払い、会員証明を受け、免許証の交付を受けることとなります。
弊社では「宅建業免許」自体の申請はもちろん、この各協会の加入手続きについてもサポートが可能です。
新しく「不動産事業」を始めるご予定で、役所の免許などでお困りの方はお気軽にご相談ください。
行政書士法人アベニールの杉本でした。