行政書士法人アベニールの杉本です。
新型コロナウイルス感染症の流行により、我々の生活様式にも大きな変化が起こったと思います。行政書士として感じる変化として対役所への申請業務のオンライン化が挙げられます。これまで紙で印刷し、印鑑を押した状態で申請していたものの多くが「脱ハンコ」
「オンライン申請可」へ変更していったのがここ2～3年の大きな変化であると感じています。
オンライン申請の際に本当に本人からの申請であるか否かを判断する手段として「GビズID」が積極的に活用されています。そこで本日はそもそもGビズIDとはどういったものなのか？について簡単な概要をお伝えしたいと思います。
GビズIDとは、法人ないし個人事業主の「共通認証システム」を指します。
特にコロナ禍においては「ものづくり補助金やIT導入補助金」「経営力向上計画の認定申請」などの各種補助金の申請にあたり、これまでの窓口での書類提出の申請方法からGビズIDを利用した申請・補正・結果発表・報告までを全てオンライン上で完結する形に移行となりました。
「GビズID」のアカウントについてはgBizIDエントリー・gBizIDプライム・gBizIDメンバーの三種類がありますが、補助金申請については「gBizIDプライム」を取得する必要があります。このプライムを取得する際には「印鑑証明書」や「その印鑑を押した申請書類」を提出しなければいけませんが、プライムのIDを取得することで、今後の補助金申請等で、押印や印鑑証明書の提出がいらなくなるほか、書類の窓口への提出などの時間を無くすことが可能になります。
GビズIDについては今後、補助金申請以外の各種許認可や社会保険、税金関係でも活用が検討されておりますので、今後のためにも準備しておくことをおススメします。
行政書士法人アベニールの杉本でした。